検査案内
新宮市の特定健康診査(特定健診)
「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、医療保険者(国民健康保険・職場の医療保険等)は、平成20年度より「特定健康診査(通称:特定健診)」と「特定保健指導」を実施しています。
特定健診のお申し込みについて
特定健診は、事前予約が必要です。ご希望の方は、お電話にてお申し込みください。
特定健診につきましては新宮市が交付する「特定健診受診券(無料券)」が必要です。
特定健診について詳しくは新宮市のホームページにてご確認ください。
特定健診では、糖尿病やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)等の生活習慣病のリスクが高い方とその予備軍の方を見つけ出し、生活習慣病の発症を未然に防ぐための特定保険指導を行っております。40歳を過ぎたら1年に1回は健診を受けましょう。
各種がん検診(胃がん・胸部(肺)・大腸)
日本人の死亡原因の第一位である「がん」により、年間約30万人の方が亡くっています。がんは、できるだけ早期発見・早期治療を行うことで治る確率が高くなる病気です。特に、和歌山県は全国平均よりもがんによる死亡率が高い状況です。まずは、がん検診を受けることからはじめませんか。
肝炎ウィルス検査
肝炎ウィルスは、早期発見・早期治療を行うことで、肝がんに進行することを予防することができます。
肝炎ウィルスに感染している疑いがある方は、一度検査を受けられることをおすすめいたします。
後期高齢者医療健康診査
和歌山県後期高齢者医療の被保険者(75歳以上、または一定の障害がある65歳以上)の方を対象に、後期高齢者医療健康診査を実施しております。忘れずに年に一度の健康チェックをおこないましょう。
胃カメラ
胃カメラは、上部消化管内視鏡検査とも言われ、口や鼻から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の様子を小さなカメラで観察する検査機器で、ポリープやがん、炎症などを調べるのに使われます。挿入する場所で呼び名が変わり、経口内視鏡・経鼻内視鏡と呼ばれます。経鼻内視鏡は、鼻から入れる胃への内視鏡検査です。経鼻内視鏡は、口から入れる経口内視鏡に比べ、嘔吐感や不快感が少なく、全身麻酔も必要無いので、安全に検査できます。経口内視鏡の場合でも、舌や下咽頭に内視鏡が接触しないようにすることで、苦痛の軽減が可能です。
胃カメラによる検査を定期的に受けておくと、万が一胃がんになっても早期発見の確率が非常に高くなります。特に、ピロリ菌感染、慢性萎縮性胃炎のある方は、定期的な内視鏡検査をお勧めしております。
大腸カメラ
大腸カメラは、下部内視鏡(大腸内視鏡)とも言われ、肛門から内視鏡を入れて直腸から盲腸までの様子を小さなカメラで観察する検査機器で、ポリープやがん、炎症などを調べるのに使われます。大腸カメラを使うことで、他の検査では識別困難だった大腸の色調変化や粘膜面変化をとらえることができ、小さなポリープでも発見できます。また、疑わしい場所は、生検のため組織を採取することも可能です。
近年では、拡大観察できる内蔵レンズや曲がりくねった大腸の深部に挿入できるように挿入部の硬さを任意に変化させる機能(硬度可変機能)等の導入によって、よりスムーズで詳細な検査が可能となっています。
ピロリ菌について
ピロリ菌は、胃の中にいる細菌で除菌しない限り棲みつづけます。ほとんどの場合、感染による自覚症状はありませんが、胃がんや胃潰瘍・十二指腸潰瘍、慢性胃炎の要因になると言われています。主な感染ルートは、飲み水や食べ物からで、成人になるとほとんど感染しません。幼少期に衛生環境のあまり良くなかった高齢層で感染率が高くなっています。